ウルトラマラソン走るのに月間何キロ走ればいい?
自己最長距離230kmの 超ウルトラマラソン、
小江戸大江戸230kmをワラーチと裸足で完走し、
スパルタスロンの参加資格を得ることができた。
Just completed a 237.68 km ラン 完了 時間 33:00:28 平均ペース 08:20 /km 小江戸大江戸230km 12位/29人 32時間59分13秒 ワラーチ, 1133 km #iSmoothRun
— man@4/17かすみがうらマラソン裸足 (@man10000) 2016, 3月 6
ウルトラマラソンを走るのに一体どれだけの準備が必要なのだろうか。
「ウルトラマラソン」「月間走行距離」で検索すると、
「月間走行距離300km以上で、月に1回以上は50km程度の長距離走」
あたりの数字がひとつの目安として浮かび上がってくる。
これは100kmのウルトラマラソンが基準でその倍の距離を走るためには、
途方もない距離を走る練習をしなければならないような気になるが、
はたしてどうだろうか。
2月 97km
1月 130km
12月 141km
11月 183km
10月 192km
9月 173km
月平均152km
これはここ半年の私の月間走行距離である。
その95%以上が裸足ランである。
さらにそれぞれのアクティビティは1回5km前後の通勤ランまたはトラック練習。
1本1本裸足で丁寧に目的意識を持って追い込みながら走っている。
前記の一般的な月間走行距離の常識からすると量的には完全に不足しているのだが、
レース前、不思議と全く不安はなかった。
岩本氏がここでいう、「月間150kmでサブ3」と見事に距離が合致する。
ほぼ裸足で走っている総距離に対してポイント練習の比率は20%未満だが、
その全てを裸足で走っていることで、
100%シューズで走ってその全距離をポイント練習しているランナーに匹敵する、
質の高い練習が裸足であれば可能となる。
裸足になるだけでその走りは全てポイント練習になる。
そんな「はだし丸儲け仮説」が浮かび上がってくる。
自分がワラーチでサブスリーを達成した時のツイートが以下。
月間走行距離神話。7月120km、8月30km、9月120km、10月230km、11月180km。平均114km/月。これにトレランを入れても平均200kmでサブ3。量より質。
— man@4/17かすみがうらマラソン裸足 (@man10000) 2013, 11月 24
当時はワラーチで走ることがほとんどだったので今より多い距離を走っていたことがわかる。
薄っぺらなウレタン板の1枚のワラーチでさえ練習効率の邪魔をしていたのだ。
5000m、10000mの裸足ランのタイムを探求することが100km、200km、そしておそらく500kmや1000kmを走りきる走力につながる。そこがくっきり見えてきたことが大きな収穫。
— man@4/17かすみがうらマラソン裸足 (@man10000) March 7, 2015
ミニマルな中にマキシマムがある。
— man@4/17かすみがうらマラソン裸足 (@man10000) March 7, 2015
これは時間もお金もレースに出まくるチャンスもない私には最高の福音。
「裸足ランニングはたくさん走る必要はない。裸足の一歩一歩からフィードバックされる情報量はシューズを履いた時とは比較にならないほど豊かだからだ。例えるならシューズで100km走っても裸足で10km走ったことで感じ学ぶことの半分も得ることはできない。その一歩一歩の今に集中する。カラダとの濃密な対話を通して学ぶことは深く果てしない。」
こんな 昨年の小江戸大江戸後のブログの感慨は強まるばかりだ。
わたしにはわからない。
なぜみんな裸足で走らないのか。
こんなにすばらしく効率よく走りの本質に迫れるのに。
走ることにのめり込んでいたずらに時間を費やし、
家族と疎遠になる必要もない、
仕事を諦める必要もない、
ケガで時間を棒にふることもない、
いいこと尽くめなのに…