裸足富士登山競走総括

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今年も富士登山競走を走った。

荒天で5合目打ち切りであったが、裸足で走った。

山頂時間内完走は極めて難しいと予想された直前の試走の状態に関しては、

以下にまとめた。

 

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それでも以下にまとめた山頂コースをワラーチで完走した後の昨年の不全感を思えば、

たとえ8合目関門DNFでレースを終えたとしても本望、

覚悟の上の一か八かの裸足チャレンジだった。

 

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事前の雨予報、当日朝も雨だったが、気持ちはポジティブだった。

 

駐車場からワラーチで意気揚々走って会場まで行き、

荷物を預けたところでまさかの「5合目打ち切り」を場内アナウンスで知る。

そのまま荒天を想定した山頂コースの重装備を背負ったままスタートした。

レースは全体的に5合目コースTT的なかなり突っ込んだハイペースで進行した。

 

 

馬返しまではまずまずのペース(1時間3分台)で走ったものの、

無理があったのかそれ以降、脚の痙攣に悩まされ失速。

ゴールは2時間9分台と2年 前の初挑戦のタイムから4分近く遅れる結果におわった。

 

・裸足スキル向上に偏重したトレーニングの見直し

(裸足スキル向上と最大酸素摂取量向上を両立するトレーニング)

この1年は走行距離のほとんどを裸足で走っている。

しかし現在の裸足スキルをもってしても今なお、

裸足では履物を履いているときのような頻度、距離、強度のトレーニングは難しく、

裸足スキルと引き換えに心肺機能が衰えてしまっていることは否定できない。

質ではまかないきれないある程度の量を必要とする要素が少しずつ欠落してきている。

年齢的にも加齢による基礎体力の衰えも考慮しなければならなくなってきている。

 

  

 

 

時間がない境遇、そのため今後どんなトレーニングをしていけば良いか。

今のところ以下の方向性を結論付けている。

 

 

トラックでのスピード練習も大切だが、この偽装スピ練は

ウレタン舗装でしか通用しないガラパゴス化した走りになるリスクを回避できる。

 

 

 

 

 

 

・ダイナミックアーチの鍛錬

鍛錬してきた裸足スキルの最後の1ピースが先日ピタリとはまった。

ダイナミックアーチだ。

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この足のアライメントを整え、アーチに乗る感覚を得てから、

およそどんな路面サーフェースでも臆することなく走れるようになった。

かんたんに言えば、どこを走っても足裏が「痛い」ということがないのだ。

試走の馬返し山頂も今回の5合目コースも過去のどのチャレンジよりも、

足裏事情的にはとてもイージーだった。

これまでにない裸足の可能性をいま実感している。

 

しかし、まだ新しい走りの1ピースがはまって日が浅く、

平地やスローペースで問題なかったその走りが、

レースでは完成度の低さが完全に露呈した形になった。

スピードを限界まで上げ、急勾配においてスキルの再現がおぼつかなかった。

ハムストリングスが攣るのは仕方ないとして、

大腿四頭筋、最後は両ふくらはぎまで攣ってしまった。

走りが完全に崩壊していたことを示唆している。

 

 

 

 

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裸足富士登山競走完走に向けた取り組みはまだまだつづく。