ワラーチはシューズと裸足をつなぐかけ橋だ

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約3年前、ランニング再開し半年、裸足ラン、ワラーチランニング開始4ヶ月で初ウルトラマラソンの時と、最近の裸足のInstagram

3年たてば人の顔つきならぬ「足つき」も随分と変わるものである。

シューズという棺桶に40年近く眠らされ、

急にお天道様に照らされてねぼけまなこなひ弱な足。

ワラーチでフルマラソンすら走っていない準備状態で、

いきなり100km を走り、足が悲鳴をあげているのが克明にわかる。

 

2011年の11月に『BORN TO RUN』を読み、

取り憑かれるように夢中になって始めた裸足ランニング。

足裏に無数のマメを作り、時に出血しながらも、

とにかく、一刻も早くシューズの呪縛から逃れるのに必死だったあの頃。

失われた40年の時を取り戻したかった。

 

本質からそれていることはわかっていながらも、

裸足スキルの上達が全く追いつかないことから、

クロックスを改造したクッションのあるワラーチを使用。

このスタイルでないと当時はウルトラを完走することすらおぼつかなかった。

 

2011年頃は自作ワラーチに関する情報も少なく、

ホームセンターの 計り売りのゴムシートで作ったり、

サンダルを分解して作ったり、

走りも、ワラーチも暗中模索、試行錯誤だった。

 

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この3年で何十種類のワラーチを作って履いてきた。

少しずつ進化し続ける自分の裸足スキルに合わせて、

その時自分のスキルでのベストは何かを模索しながら作っていった。

 

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蜂の巣クロッス改ワラーチ完成。肉抜きで12gの軽量化とウエットコンディションでの水はけ達成?!

 

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先日購入したパラコードを取り付けてワラーチ完成。厚さ約10mm。夏らしい白がその気にさせます。ベースはMaliaという女性ものサンダルの一番大きいやつ。

 

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最もハードコアなワラーチ。1mm厚のビブラムシート単体のみソリッドの極み。薄いほど気持ちいいのはどの世界もいっしょ。裸足にはかなわないけど。

 

 

こんなワラーチ研究所 さながらの日々をおくる中で、

裸足スキルと適切なワラーチの関係性について、

自分なりの法則、結論が出てきていた。

 

それが、前回のブログで書いた内容だ。

 

man10000.hatenablog.com

 

3年前の私の裸足スキル。

裸足は5km走るのがやっと。

薄いワラーチでは15kmで足裏や中足骨が痛くなった。

シューズライクなクロックス改のワラーチならだましだまし100km走れる。

その程度だった。

 

その後は裸足や薄いワラーチや厚底ワラーチなどを駆使し鍛錬、

その時々の自分の裸足スキルの進捗に合わせながら、

それぞれの使用を配分しながら精進していった。

 

現在の裸足スキルは、

裸足はなんとか100km走れるように。

薄いワラーチなら200km走っても余裕がある。

シューズライクな厚底ワラーチは重くて怖くて履く気がしない。

そんなところまで進化した。

 

いまとなっては、こんな中途半端なことをせず、

完全に裸足しばりでガレ場で鍛えあげればもっと進捗がよかったのでは?

とも思う。

しかし人間そんな完全にシロクロつけられる理想的な人ばかりでもない。

妥協折衷案もそれほど悪くはなかったとも振り返っている。

 

 

 

ワラーチはシューズと裸足をつなぐかけ橋。

 

シューズ→ワラーチ→裸足の抗えない大きな流れうねりがある。

 

この流れの途中で止まってはならない。

 

一度完全に振り切れてしまわないことには、

ワラーチの本当の良さは絶対にみえてこないから。

裸足からワラーチを眺める以外に、ララムリになる方法はない。

 

ただ、このワラーチの中をさらに細分化することで、

「裸足」へのアクセスはかなり容易になる。

段差が少なくなる。

 

シューズ→厚底ワラーチ→薄底ワラーチ→裸足

 

さらに言えば裸足も細分化できる。

 

シューズ→厚底ワラーチ→薄底ワラーチ→舗装トラック裸足→アスファルト裸足

 

実は薄底ワラーチと舗装トラックの差異はほとんどない。

かけ橋というよりは飛び石かもしれない。

 

そしてこの裸足に最も近い薄底ワラーチの最先鋒は、

 

知る人ぞ知る、俗にいう「man結びワラーチ」

100均ゴム紐ワラーチである。

 

man10000.hatenablog.com

 

 

 

 

 

ワラーチを始めたけれどケガが絶えない人

ワラーチが楽しかったのになんか最近漠然とつまらなく感じている人

ペレマットを敷いたワラーチが当たり前と感じている人

接着剤を使ったワラーチに疑問を感じている人

ワラーチの紐加減が一番むずかしいと感じている人

ワラーチの底の減りが早い人

ワラーチの鼻緒の擦れに悩んでいる人

ワラーチの脱ぎ履きが死ぬほどめんどくさい人

 

 

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そんな人たちに是非、履いて欲しいman結びワラーチ。

 

ひとりでも多くのワラーチストに、

この「かけ橋」を渡りきって裸足の岸辺から見える景色を眺めてほしい。