裸足ランやワラーチでできるマメの考察

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小江戸大江戸203kmを裸足ランとワラーチで100kmずつ走った完走後の足裏である。右足のイボの痛みをかばう走りで左足には埼玉の田舎の歩道、路側帯に無数に転がる小石小砂利を踏み抜いて内出血した傷が痛々しい。ワラーチに履き替えてからは無傷だった。

この様に裸足やワラーチで走りが崩れると足裏にはマメ(水泡)や血マメや内出血ができてしまうことになる。
また、足裏の創にはそれぞれにドラマがあり因果が必ずついて回る。
つまり足裏の創の種類、出来る部位によって原因がわかり走りをより良いものに改善、修正するヒントが隠されている。

これまでの経験をもとに足裏の創の原因のアセスメントの一例を挙げてみる。

★創の種類について

●内出血
原因:足裏の打撲。鋭利な突起物、小石をあたかもシューズに足を預けるような着地をして「踏み抜いた」時に生じる。足裏と路面に摩擦があると血マメになるが摩擦がなければ内出血になる。ワラーチでは起こりにくいがソールの薄いタイプで着地をミスするとまれに起こりうる。疲労から前傾を保てず後傾になると踵に好発する。
→正しいフォームの耐久性、再現性の向上

●マメ、血マメ
原因:足裏の摩擦。摩擦が大きいと皮下組織までズレ出血する、小さな摩擦はマメ(水泡)になる。足裏の皮膚の脆弱な裸足初心者は細心の注意を払っても好発しやすい。しっかり治さないと、細菌感染し足が腫れ上がったり、ウィルス感染して難治性のイボになったりするので注意が必要。
→足裏を摩擦しないフォームの習得。ワラーチランナーなら裸足ランニングの習得。裸足ランナーならガレ場走破力の向上。

★発生部位について

●足趾
原因:接地時に足指が上がっていない。「足指で地面をつかむ」という巷に間違って流布している裸足ランニングのイメージを忠実に再現し接地の時に地面に足趾を打ち付けてしまっている。また、足裏の刺激過多、痛覚過敏により、防衛反応的に足趾を握るような動きを無意識にしてしまっている。成長期小さなシューズを履いて足趾が屈曲して固まってしまっている。
→足趾をあげて前足部着地。足裏の神経過敏が出たら走るのをやめる。

●母趾球
原因:足裏で地面を蹴ってしまっている。ガニ股気味の走りで好発。重心が足裏の中心を真っ直ぐに抜けない走りで離地の時に最後まで母趾球が残りここでこねくり回してスピードをあげようと意識して摩擦が生じる。
→蹴らない。親指はブレーキ、小指がアクセルの意識。接地の時の摩擦に注意。垂直に置くだけ前後のトラクションをかけない。

●小趾球
原因:「裸足ランニングの接地は最初小趾球」や前述の「親指はブレーキ、小指はアクセル」の意識過剰。
→フラットな接地。足の向き、膝の向きを直線に。足のセンターラインに重心を真っ直ぐ抜くイメージ。

以上おおまかなところを記した。必要時追記、更新していく。