裸足で走る能力とは何か
飯能ベアフットマラソン裸足10kmの部を優勝した長男。3年生の頃から山を走りに連れて行き、丹沢スタンプラリーを1日で走破し、4シーズングランドスラムを達成したりした長男の足。
一緒に山を走り翌日、父が酷い筋肉痛に見舞われても全くびくともせずぴんぴんしていた長男が、優勝の翌日、はじめて酷い筋肉痛に見舞われた。
足の裏はもちろんぴかぴかに輝いている。
父は筋肉痛はなく足裏も無傷。
いつもと逆転のこの状況。
これは一体どういうことか。
最大酸素摂取量と裸足身体操作と身体感度。この3つの能力の総和が裸足力、裸足ランスキル。
— man@7/24富士登山競走(山頂) (@man10000) 2015, 5月 19
追い込んだ裸足ラン後のカラダの反応から何が不足しているかわかる。足裏にダメージがあった時は、裸足身体操作と身体感度の不足。足裏にダメージがなく、筋肉痛もない時は裸足身体操作の不足、最大酸素摂取量を使いきれていない。足裏にダメージがなく、筋肉痛の場合は能力全開のオールアウト。
— man@7/24富士登山競走(山頂) (@man10000) 2015, 5月 19
長男は生まれてはじめてオールアウトしたのだろう。持てる能力が全て噛み合ってそれを出し切った結果なのだろう。
対して自分は最大酸素摂取量を使い切れなかった。裸足の技術がそこに達していなかった。
この違いなのだろう。
一方で勝負に囚われることなく、最後まで冷静に自分の裸足身体操作技術の身の程を知りながら自己と対話し続けたとも言える。
もしこの冷静さを欠いてアタマに血がのぼっていたなら、足裏を酷く痛めてレースを続行できなかっただろう。
これまで何度もこの身体感度という冷静さを欠いて、欲をかき、色気付いてレースを台無しにしてきた。最近ほとんどこの傾向は影を潜めた。
ここに来るまで3年かかった。
裸足ランの着地の酸いも甘いも踏み分けられるようになるなには3年は必要なのかも。それほどにシューズで足を眠らせ続けた黒歴史、廃用性症候群の闇は深い。
— man@7/24富士登山競走(山頂) (@man10000) 2015, 5月 19
履物を履いたその瞬間から、足は裸足だったら必須だった動きを止める。それはどんなに薄いものであったとしても変わらない。この依存体質はどれだけ注意しても止めることはできない。
— man@7/24富士登山競走(山頂) (@man10000) 2015, 5月 20
シューズの呪縛から逃れ、シューズを乗りこなせるようになる日はまだまだ遠い。