裸足で走る能力とは何か

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飯能ベアフットマラソン裸足10kmの部を優勝した長男。3年生の頃から山を走りに連れて行き、丹沢スタンプラリーを1日で走破し、4シーズングランドスラムを達成したりした長男の足。

一緒に山を走り翌日、父が酷い筋肉痛に見舞われても全くびくともせずぴんぴんしていた長男が、優勝の翌日、はじめて酷い筋肉痛に見舞われた。

足の裏はもちろんぴかぴかに輝いている。

父は筋肉痛はなく足裏も無傷。

いつもと逆転のこの状況。

これは一体どういうことか。


長男は生まれてはじめてオールアウトしたのだろう。持てる能力が全て噛み合ってそれを出し切った結果なのだろう。

対して自分は最大酸素摂取量を使い切れなかった。裸足の技術がそこに達していなかった。

この違いなのだろう。

一方で勝負に囚われることなく、最後まで冷静に自分の裸足身体操作技術の身の程を知りながら自己と対話し続けたとも言える。

もしこの冷静さを欠いてアタマに血がのぼっていたなら、足裏を酷く痛めてレースを続行できなかっただろう。

これまで何度もこの身体感度という冷静さを欠いて、欲をかき、色気付いてレースを台無しにしてきた。最近ほとんどこの傾向は影を潜めた。

ここに来るまで3年かかった。

シューズの呪縛から逃れ、シューズを乗りこなせるようになる日はまだまだ遠い。