裸足ボッカ(歩荷)の7つのメリット
歩荷(ボッカ)といえば、シェルパ。
ヒマラヤトレッキングで目の当たりにした、
彼らの目を見張る健脚、登坂力は、のちの私の人生を完全に変えた。
わたしが裸足ベアフットに魅了される原点。ネパール山中のシェルパたちがペラペラのサンダルでヒマラヤの山中を強烈な強さで歩荷していた姿にあったことに気がついた。サドゥーは裸足だったしw
— man@7/24富士登山競走(山頂) (@man10000) 2012, 8月 31
最近、背負子をかついで20〜30kg程度の荷物を背負い、
ワラーチや裸足で街や山を走り歩き、
その奥深さ、トレーニングの効果に驚愕している。
裸足ランニング、ひいては本物の走力や歩くチカラをつけるための、
いま一押しのトレーニング。
それが、歩荷(ボッカ)だ。
歩荷のチカラ、剛力、強力の能力こそ、裸足スキルの核心である。
………ん?!?!まてまてまて。
裸足でボッカって、
自分の体重だってシューズのクッションがないと膝が痛くなるのに、
さらにそれに20~30㎏も加重して走ったら、
それは無事では済まないでしょう?!
一般的な常識、「シューズ脳」におかされたアタマで考えれば、
裸足ボッカなど「無謀」の一言で一蹴されてしまうだろう。
しかし、現実はそうではない。
正しい着地が身についていれば、何十キロ歩荷しようとも、
少なくとも体感的には何も加重していないときと同じ接地圧で走れるのである。
それどころか、加重していないときよりむしろ丁寧な接地に収斂されてゆき、
空荷のときよりむしろ足裏の刺激が少なかったりするのである。
足裏の2人の先生の導く通りにすれば自然と、
それ以外ありえない走り、歩きになってゆく。
導きを無視すれば空荷のとき以上のダメージを受けるのは必至。
論より証拠。
百聞は一見に如かず。
★★★裸足ボッカ7つのメリット ★★★
1、 ランニングエコノミーがあがる(長距離に強くなる)
動きに無駄がなくなる。無駄があると痛みとして反応する。
無駄をなくさざる得なくなり、疲れない動きになる。
詳細は2以降。
【歩荷(ボッカ)が、長距離トレイルランニングの練習に効果的な理由】 1. 重みがあるのできちんとした足場に置くことになることと、筋肉に疲労をかけない歩き方になるため、長距離のトレイルラン向きの無理のない歩き方が自然に身に付く。http://t.co/rYoMdESWJS
— man@7/24富士登山競走(山頂) (@man10000) 2014, 12月 19
「冬山に入るには、30キロ背負って6時間歩いても、十分余裕があるくらいの体力が必要」#ボッカ相場
— man@7/24富士登山競走(山頂) (@man10000) 2014, 12月 20
2、体幹、コアの筋力が自然に鍛えられる
背負子あるいはザックのフィッティングを洗練させても、
ランニング動作から荷物がゆれるため、
それを制御するためにコアがフル稼働し結果的に負荷がかかる。
ボッカは裸足ランのスタビライザー
— man@7/24富士登山競走(山頂) (@man10000) 2014, 12月 20
3、伸張反射(バネ)なしの上下動のない前進力が身につく
上下動しようにも重さから不可能。
推進力をもっとも発揮できる動きに集中せざるを得なくなる。
ボッカランは筋力、伸張反射を使わず、重力を活用して走る原理。究極にエコノミーという利点があるが、スピードは伸張反射を使った走りに劣る。この2つのハイブリッドの方向性だな。
— man@7/24富士登山競走(山頂) (@man10000) 2014, 12月 22
4、カラダに負担のある動きが修正、 改善されやすい。
間違った動き、効率の悪い動きによる身体の反応が、
負荷が大きいため早く顕著に現れる。
18kgの荷重が足裏にかかって激痛というイメージとは真逆の無痛裸足ラン。ボッカしてるからフォーム着地がこれ以外にないというベストポジションに矯正される。これ以外では絶対走れないレベルの正確さで。これには驚いた。
— man@7/24富士登山競走(山頂) (@man10000) 2014, 12月 20
バタバタとシューズで走る人がボッカランしたら膝が一瞬でスクラップだろうな。
— man@7/24富士登山競走(山頂) (@man10000) 2014, 12月 19
歩荷で走るとワラーチでも着地が裸足並みにシビアになる。ダメな着地が分かり易い。
— man@7/24富士登山競走(山頂) (@man10000) 2014, 12月 12
5、ボッカから離脱した後の軽快さを活用したスピード練習が可能
荷を解いて、空荷で走ったときの身体のあたかも無重力のような軽さ。
このブースター効果を利用してスピードを上げるトレーニングも可能。
ボッカの後のこれ以上なく無駄のない動きを活用しいない手はない。
ボッカの後のトレランは羽根が生えたように軽い軽い。無重力状態。
— man@7/24富士登山競走(山頂) (@man10000) 2014, 8月 13
6、短時間短距離でトレーニング効果があがる。
ボッカランは同じ距離を空荷で疾走したのと比較しても、
ものすごくお腹がすく。ものすごく汗をかく。
このことからも逆説的に負荷の高さがわかる。
7、裸足が目立たなくなる。凄みのあるオーラが増し、だれも邪魔をしなくなる
裸足で走るだけだと意外に職務質問されたり、後ろ指さされたりしがち。
これにボッカを加えるだけで、超越度が増し、
警察も裸足で逃げ出すこと受けあいだ
ボッカで走るといえば、今年の東京マラソンでトレランの望月選手が
ギネス新記録(18kgのボッカでフルマラソンを3時間6分強)を樹立したのは記憶に新しい。
知る人ぞ知る。
チカラがある人はできる、歩荷ラン。