裸足ランニングのルールと落とし穴
ベアフット・ケン・ボブは著書『ベアフットランニング・ステップ・バイ・ステップ』
で、裸足ランニングで走りすぎてはいけないということを執拗綿密に警告している。
ベアフット ランニング ステップ バイ ステップ BAREFOOT RUNNING STEP BY STEP
- 作者: ケンボブサクストン,吉野剛
- 出版社/メーカー: スタジオタッククリエイティブ
- 発売日: 2012/10/30
- メディア: 単行本
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しかし、裸足ランニングのトレーニングでケガをする人は多い。
原因はあきらかに走りすぎにある。
シューズに守られて走っていた人はシューズでのスピード感と距離感をそのまま裸足ランニングに置き換えてしまいがちなのでこの傾向はさらに拍車がかかる。
また、駆け出しの頃は、足裏の刺激の解析に代表される裸足ランニング特有のカラダとの対話に不慣れで、カラダのSOSの信号をキャッチできなかったり、無視したりしがち。
裸足ラン中に足裏から頭に突き抜ける痛みが3回あったらその日のランは強制終了。3ストライクランナーアウトのルールを提唱したい。
— man@5/17全日本裸足ラン選手権 (@man10000) 2015, 5月 10
それでも裸足ランで足裏にマメを作ったら3日間のラン二ング停止。中足骨、アキレス腱、踝、脛、脹脛、膝、股関節、腰等に痛みを感じたら1週間のラン二ング停止。
— man@5/17全日本裸足ラン選手権 (@man10000) 2015, 5月 10
裸足ランはそのぐらいの慎重さと丁寧さがないと、スクラップ&ビルドの根性論的な間違った方向性で進捗してしまい、結果的に酷い遠回りをしてしまう。自戒を込めて。
— man@5/17全日本裸足ラン選手権 (@man10000) 2015, 5月 10
裸足ラン二ングでどこも痛くなく、ダメージもなくなった時が、シューズラン二ングをはじめられる目安。足裏の感覚を閉ざして走るのはそれぐらい難易度が高いことだと思う。
— man@5/17全日本裸足ラン選手権 (@man10000) 2015, 5月 11
このぐらいの厳しいルールを課して、丁寧で慎重な走りとカラダとの密なコミュニケーションをこころがけたいものである。
また裸足で少し走れるようになってきたとき陥りやすい落とし穴もある。
経験上「あいつには負けない」とか「いいタイムだそう」とか「カッコよく走ろう」とか「月間××km走るため」とか、あらゆる相対的な価値基準、他者評価を気にしたいわゆる色気づいた走りは、足裏を擦ってマメを作る原因となる。裸足ランの場合は特に顕著。
— man@5/17全日本裸足ラン選手権 (@man10000) 2015, 5月 11
意識が自分の外側に向かうと、内側とのやりとりがおざなりになり、
結果も得られず、手痛い(足痛い?)しっぺ返しをくらう。
裸足ランナーは「他人の評価」なんて全く気にしない。
足裏の2人の先生の評価でもう十二分だから。
— man@5/17全日本裸足ラン選手権 (@man10000) 2015, 5月 12
裸足ランナーの唯一無二の評価基準は、ダメージのない足裏だけ。
それ以外の勲章は他にない。タイムや順位などはおまけみたいなものだ。